ブルームーン観劇

ようやく観劇してきましたブルームーン
ネタバレはいいけど、人様の感情は取り入れたくなかったので、情報無しで行ってきました。

面白いかな…どうかな…不安だな…との思いを抱えたまま行ってきました。
結果的に良くできた脚本で、良かったです。
セットが綺麗。舞台転換とかあるのかな?と思ったらまったくなくて、うまいなーと思いました。
ユタカくんは30歳の設定にしては幼く女々しい?と思いつつ、横山さんの当て書きだと舞台終わりに教えていただき納得する部分もありました。
ユタカくんとお父さんがすごく親子で、しかもうまく表現できないんだけど、母親が不在の親子感あるなぁと感じました。加賀まりこさん演じるはまこさんと和尚に立ったフラグは解消してもらえないの!?と少し残念でした。
ユタカくんとるみの関係性から言うと、最終的にるみ側からのプロポーズの方が自然だなーと感じましたが、そうじゃなかったのがある種古風な結婚観な気がした。けれど、キャリア重視や一人で生きる女性を否定せずにうまく描く姿は素晴らしかった。あのキャラクター陣ではけいととユタカに感情移入してしまったため、けいとのその後がきちんと言葉にされたのが良かった。
また、夢がないことがそんなに悪いのか!だからなんなの!?と夢がない人間側からは夢を持ってる人間への劣等感から言いたくて仕方なかった。でも、その夢がないことを肯定して、そこに夢があると示するみが素晴らしく、マイコさんがすごくいい女優さんだなーと感じた。

年齢や、生まれること生きること死にゆくこと、いろんなことが胸に刺さるお話だった。出てきたキャラクターすべてがハッピーエンドで良かった。

君を守るって言葉が嫌いで、何から守るの?どうやって守るの?と言いたくなる捻くれた人間だけれど、だからこそ無縁仏にしない。墓を『守る』という言葉がすごく良かった。
初めて『守る』という言葉がしっくりきた。
死にゆくことも、残されて生きることも怖くならない、夢を持たずに生きたとしても自分のやれることや生きる道が夢になり運命になるんだなーと感じた。

とりあえず初回の感想です。
スタオベは悩みつつもやりたくてやった。
義務化はして欲しくない。
なぜ悩んだかといえば、舞台人にとってスタオベがどんだけ意味あることか知ってるからこそ、横山さんならなんでもいいとか、ジャニーズの舞台はスタオベすべきみたいな暗黙ではなくほんとの賛辞がいいからです。
まだ滑舌とか、まだまだな部分はあったと思う。
でも素敵な舞台でした。この舞台に横山さんが関われて良かったと本当に思ってます!
以上!